■ 調味料・香辛料,ソース・スープ等:
■ 食材・原料:
■ 魚介,肉(製品):
■ 野菜・果物等(植物):
■ 食品・食料:
■ 菓子類,嗜好品:
羊羹と水羊羹 善哉と汁粉 今川焼と銅鑼焼 大福と饅頭
クロワッサンとデニッシュ スコーンとマフィン パンケーキとホットケーキ クッキーとビスケット(,クラッカー) 御手洗(団子)と団子 御欠(,霰)と煎餅
ゼリーと寒天 チョコレートとホワイトチョコレート チョコレートと生チョコレート ココアとチョコレート キャラメルと生キャラメル アイスクリームと(生)クリーム コーヒーとインスタントコーヒー
『備考や文中に掲載されている簡易説明だけの主な品目:外郎,回転焼き・大判焼き,餡ころ餅,牡丹餅・御萩,月餅,サブレ,ゼラチン,コラーゲン,ペクチン,カカオマス,カカオバター,カラメル,ソフトクリーム,アイスミルク,ラクトアイス,ホイップ(クリーム)』
■ 飲料・酒(アルコール):
■ 他:
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・菓子類,嗜好品: 御欠(,霰)と煎餅
御欠は餅を小さく切り乾燥させ焼いて食べ、霰は御欠より小粒です。
煎餅は粳米を使った焼菓子で、小麦粉を使った瓦煎餅や馬鈴薯を用いる海老煎餅等もあります。
御欠(おかき)
餅を小さく(薄く)切り(欠き)乾燥させ、火で炙って(焼いて)食べます。餅米が原料の米菓(べいか)で、煎餅よりは若干小さく、欠餅(かきもち)とも言います。油で揚げたのは「揚げおかき」です。
正月11日頃の鏡開き(「開き」は「割る」の忌み詞)に、鏡餅(平たく円形の鏡の様に作った餅)を刃物で切る事を忌み嫌い、手や鎚(つち)で欠き割った事が欠餅の語源です。
* 霰(あられ)
餅を小さく(縦横5mm角の長さ2〜3cm程,四角,丸形,花形等)切り、火で炙った{煎(い)った}菓子(醤油や砂糖等で味付け)で、御欠より小粒{お茶漬けに入っている細い霰や雛霰(ひなあられ)等も}で、霰餅(あられもち)の略です。油で揚げた「揚げあられ」等もあります。
餅片を鍋で煎る音が「霰」{雪や霙(みぞれ)の類の霰(あられ)の降り落ちる音}に似ているので「あられ」と呼ばれるようになった(古くは干した餅米を煎った物で「霰餅」と言い、煎る時に音を立て跳ねて膨れる様子が「霰」に似ていたので名付けられた)様です。
田舎あられ(三重県等の特産,ほんのり塩味の素朴な素焼き霰)等も、手作りのを頂いて昔よく食べました。
煎餅(せんべい)
粳米(うるちまい・うるごめ:普通の米)を潰し(細かい粉にひき)蒸して搗(つ)いた物を使って平たく延ばし成形し(色々な型で型抜し)乾燥させ焼いて作る薄い形状の醤油や塩味(焼いた後に味付けしたり粉に砂糖等を加えたりもする)の米菓で干菓子の一種で焼菓子です。餅米を使い油で揚げて作る揚げ煎餅(あげせんべい)もあります。
煎餅の原料は穀物の粉で、粳米を使った塩煎餅(草加せんべい等)の他に、小麦粉(卵や砂糖等,関西では主)を水で溶いて焼いた{甘味煎餅(あまみせんべい)}の瓦煎餅等や、馬鈴薯等の澱粉を用いる海老煎餅(愛知県の知多半島の名物)等があります。
奈良時代に煎餅(いりもち)と言う小麦粉を練り固め油で煎った物が文献に記載されています。
平安時代に弘法大師空海が唐より持ち帰った物が煎餅の起源らしいともあり、それが小麦粉を使った甘い瓦煎餅の様な物になった様です。
しょっぱい煎餅は塩煎餅(関東が発祥)と言われ塩味(搗く時に塩を入れた)でしたが、関東で醤油作りが盛んになり(以前は醤油が高価だったので塩を使った)醤油味になった様ですが、今でも塩煎餅とも呼びます。
草加宿の茶店(団子屋)で「お仙(おせん)」と言うお婆さんが、売れ残った団子を平たく延ばし乾かし焼いたのを「せんべい」と呼ぶようになったとの説(創作か?)もあります。そして丸くて大き目の煎餅を「草加せんべいと」呼んでいます。
関西では煎餅は欠餅や霰等の仲間として御欠等とも総称されます。
煎餅に使われる「餅」と言う字は小麦粉等を水で練って(丸く)平たく成形し(焼い)た食品を指し、「月餅(ゲッペイ)」等にも入っています。
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