| ・野菜・果物等(植物): ジャガ芋と新ジャガ(芋)
秋頃収穫して冬の期間貯蔵され翌年の5月位までの間に少しずつ出荷されたジャガ芋と、春に収穫されたジャガ芋が同時期に出回るので、区別する為にも春収穫のジャガ芋は新ジャガと表記されます。
ジャガ芋
「ジャガタラいも」(ジャカルタからオランダ船により渡来)の略で、南米アンデスの高地原産のナス科の冷涼な気候(生育適温は15〜23度)を好む一年生作物です。
馬鈴薯(ばれいしょ,薯や藷は「いも」の事)はジャガイモの別称です。年に2度(3度)収穫できる事から二度芋(三度芋)とも言います(九州では11〜2月頃と3〜6月頃)。
黄褐色[薄い茶色]が一般的(濃い茶色等の品種もある)で、品種には男爵やメークイン等多数あります。
花も咲き実も付けます(品種や条件による)が、塊茎(地下茎が肥大して塊状になった部分:芋)・種芋で繁殖します。
ジャガ芋の芽等に含まれるソラニンと言う物質は有毒で、多く摂取すると嘔吐,腹痛,頭痛等の中毒症状を起こすので取り除く必要があります。
ジャガ芋の澱粉から製した粉末が片栗粉として販売されています。
* 男爵(男爵薯)
握り拳の様な形でごつごつした感じで、食べる時等は澱粉が多く「ほくほく(柔らかくほぐれ崩れる感触)」しています。マッシュポテト,コロッケやポテトサラダ等の裏漉ししたり潰して使う料理に向いています。東日本で主流です。
明治末年アメリカから導入され、名称は栽培した川田男爵に因みます。
* メークイン[メイクイーン](May Queen)
長紡錘形でのっぺりした外観で、水気が多く粘りがあって煮崩れが少ないのが特長です。肉ジャガやカレー,シチュー等の煮物に向いています。西日本での消費が多いです。
大正6年頃イギリスから導入されました。
新ジャガ(芋)
葉や茎がまだ青い内に収穫{(通常のジャガ芋は葉や茎が枯れてから収穫し保存(冷暗所で低温貯蔵)}するので、小さ目で皮が薄くて(軽く擦るだけで剥ける)少し色白(黄白色)で水々しく早く煮え(トロトロになるので煮物向きではない)香りも高いですが、甘味や「ほくほく感」が少な目です。
九州(長崎,鹿児島)等の暖かい地域で栽培されるジャガ芋は冬に植え付けて夏前(新ジャガは早目の春先)に収穫されますが、北海道で作られるジャガ芋は春植え付けて9〜10月(品種により異なり伯爵[ワセシロ]は6〜7月)の秋に獲れる秋ジャガイモのやや早めに収穫したものが新ジャガ芋です。
秋頃収穫して冬の期間貯蔵され翌年の5月位までの間に少しずつ出荷されたジャガ芋と、春に収穫されたジャガ芋が同時期に出回るので、区別する為にも春収穫のジャガ芋は新ジャガと表記されます。
新米の様に今年収穫したお米や、春に店頭に並ぶ(貯蔵せずに収穫後すぐ出荷)新玉(葱)や春キャベツも新キャベツと言う事がありますし、新牛蒡等もありますね。
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