| ・野菜・果物等(植物): 白葱と葉葱[青葱]
白葱は主に関東で、土寄せして軟白にした部分を食べ、葉葱は関西中心で、株分れした緑葉を主に食用します。
白葱[根深葱]
白色の軟化部が長い、太い葱で、食べるのはこの白い葉鞘(ようしょう:根深という言葉から一般的に根と言われる部分,葉が重なり合って茎にも見える部分)の所です。
主に関東(耕土が深く,冬の寒さの厳しい)で栽培されていて、加賀ねぎ,千住ねぎ等が代表的な品種です。
緑の葉[葉肉]部分は堅いのであまり食べませんが(品種に依って軟らかめで食べ易いのもある)、白い部分は軟らかくて甘味があり、薬味に使ったり,焼いたり,鍋料理等の定番でもあります。
栽培の手順は、種蒔き,育苗(20〜30Cm位の長さまで),定植(苗を抜き再度畑に植え付け),生育期,収穫で、生育期に基部[根本]に(根の入り方が深くなる様に)数回土寄せ(深植え栽培)して軟白{なんぱく:白くて軟らかな部分(を作る事)}にします。
栽培型は、春蒔き冬〜春穫り、秋蒔き夏〜秋穫り等があります。
・葱:中央アジア原産のユリ科の多年草ですが、栽培時は一〜二年生の葉菜(葉茎菜)です。品種も世界には数百あり、品種改良され人名や地名が付けられた葱もあります。
・長葱:玉葱に対して、白葱等の棒状の葱の事をそう言います。
葉葱[青葱]
主に緑色の葉の部分を食用とする細長い葱で、関西・西日本(耕土が浅く,冬がやや温暖)で栽培され、スーパー等では青葱で売られています(細葱とも言われる)。(京都)九条葱等が有名です。
栽培型は、春蒔き夏秋,冬穫り(栽培し易く味も良い)、秋蒔き春夏穫り、があります。生育期の土寄せはしません。
・万能葱:分葱よりも更に細かい葱の一変種で、薬味等に使われる。
・浅葱[糸葱](あさつき):ねぎ類で最も細く、葉と鱗茎(ラッキョウに似た、玉葱の類)を食用とし、辛みの強いのが特徴で、春先の葉は臭みが無く美味しい。異称は千本分葱、漢名は蒜(ひる)葱で、山野に自生する野蒜等の仲間で、野菜として栽培した物。
・分葱(わけぎ)[冬葱(ふゆき)]:ねぎの一変種(ねぎや玉葱の仲間,中間種的な葉菜で、ねぎの種子栽培に対し分葱は玉葱の様に球根栽培)で、根本部分が少し膨らんでいるのが特徴で小振りで細くて軟らかく(ねぎのような刺激臭ではない)独特の香りがある。
広島が名産地で、2〜4月頃京阪神で多く用いられ、薬味に用いるよりは、魚介と酢味噌で和(あ)えた饅(ぬた),一文字のぐるぐる(熊本名物)等に使われる。
鱗茎(地下茎・球根)の株分けから発芽するので、分けとる葱(分葱)の名があります。冬葱(冬になっても枯れないから)とも言われます。
* 関東では分葱とは別に、葉葱の仲間の分けねぎ{株分れ・分蘖(げつ)が多い品種}を分葱と呼び、若どりの葉葱を浅葱,さらに若い若芽を芽葱として市販されています。
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